干ばつの多いケニアでは、きれいな水が不足している地域がある。フィルターはその解決策のひとつである。

文：エマニュエル・イグンザ

ケニアの首都ナイロビ郊外にあるボンデニ・ジュア・カリ地区（AP通信） - 太陽が昇る頃、何十人もの女性や男性たちが黄色いジェリカンを持った波板張りの鉄の家から出て、汚水の溜まったプールを飛び越え、近くの水汲み場へと向かう。

この地域には上下水道が通っておらず、干ばつによってきれいな水の供給はより不足し、地元の人々にとっては高価なものとなっている。週に2回、5,000リットルから10,000リットル（1,300ガロンから2,600ガロン）の水を積んだトラックがアティ川のあちこちにある自動販売所で水を補給し、住民は20リットル（5ガロン）を20ケニアシリング（0.16ドル）で買うことができる。ケニア財務省のデータによると、4人世帯は1日に約5ガロンを必要とし、1週間の収入は約13ドルである。

しかし、地元の非営利団体から配布された浄水フィルターが設置された家では、汚染され、干ばつに見舞われやすく、通常は飲用には安全でない近くの川が、より安価で、時には信頼できる清潔な水源となっている。擁護者たちは、気候変動に起因する干ばつや不十分な水管理といった根本的な問題に早急に対処する必要があると言う。

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